いのちのいずみ

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きょう、ぶどう園に行って働いてくれ

 

 

 『きょう、ぶどう園に行って働いてくれ。』マタイ21:28

 

 父なる神様は、私たちに呼びかけておられます。
 「きょう、ぶどう園に行って働いてくれ。」と。
 私たちは、この御声に、どのように答えるでしょうか。
 心をかたくなに閉ざして、聞こえないふりをするでしょうか。
 

 父なる神様は、「きょう、ぶどう園に行って働け!」とお命じになる権威をお持ちのお方です。   
 また、私たちは「代価を払って買い取られた(Ⅰコリント6:20)」者ですから、当然、父なる神様には、「働け!」お命じになる権利もあります。
 
 しかし、まことに、この神様は謙遜なお方であり、私たちに対して、雇い人に命じるように「働け!」とは言われません。
 この神様は、私たちに「働いてくれ。」と懇願され、なおかつ、愛する子どもたちとして自由意志を重んじ、忍耐を持って待っていてくださいます。
 

 この父なる神様の切なる願いに、私たちはどう答えるべきでしょうか。
 「いや、私には、そのような賜物がないので、働くことはできません。」と、恐れ退くべきでしょうか。
 

 しかし、冷静に考えてみれば、ぶどう園で働くことは、町に立っている労務者の誰でもできるような、ごく当たり前の仕事ではないでしょうか。
 確かに、「労苦と焼けるような暑さを辛抱し(マタイ20:12)」なければならないかも知れませんが、高度な知識や特別な能力が求められる難しい仕事ではないでしょう。
 父なる神様は、「きょう、ぶどう園で奇蹟を行なってくれ。」と願っておられるのではありませんでした。
 

 ぶどう園に行って、どんな仕事が待っているのかは、行ってみなければわかりません。 
 父なる神様が私に願っておられるのですから、私にできない仕事でないことだけは確かです。
 

 それでも仕事で失敗してしまうかも知れません。
 しかし、父なる神様はそんなことはお責めにはならないでしょう。
 「きょう、ぶどう園でミスを犯さず、仕事を完成してくれ。」とおっしゃっているのではありません。
 どのような仕事の達人であっても、みな数え切れないほどの失敗を通して熟練者となったのです。
 私たちの責任は、「ぶどう園に行って働くこと」だけです。
 恐れることはありません。

 

 イエスは彼らに答えられた。「わたしの父は今に至るまで働いておられます。ですからわたしも働いているのです。」ヨハネ5:17

 

 主イエス様は、すでにぶどう園で働いておられます。
 私たちに先んじて、今に至るまで働き続けておられました。
 父なる神様は、主イエス様とともに、ぶどう園で働いておくれと懇願しておられるのでした。
 私たちは、どうすべきでしょうか。
 きょう、あなたが召されているぶどう園はどこでしょうか。

 

 『あなたがたも、ぶどう園に行きなさい。相当のものを上げるから。』 マタイ20:4