イエスは彼に言われた。
「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。わたしを通してでなければ、だれひとり父のみもとに来ることはありません。」ヨハネ14:6
集会に神様を求めて集ってくださっている求道者の方が、こんな話をしてくださいました。
「集会に集い始めて、これまで私は、お母さんが家事をしてくれていることに感謝したことがなかったと気付かされました。けれど、よく考えてみれば、世の中には幼い頃にお母さんを亡くされた人もいるのだから、お母さんがただいてくれるだけでも感謝なのだと気付きました。」
私は彼女の言葉にはっとさせられました。
何か自分にとって嬉しいことがあると感謝するというご利益信仰から、喜ばしく思えない出来事があっても、私の成長のための訓練として感謝する信仰へ、ようやく導かれました。
けれど、私は父なる神様が生きておられること自体に、感謝したことがあっただろうかと心探られました。
私たちはイエス様の十字架の贖い、身代わりの死によって罪赦され、父なる神様との幸いな交わりを回復されました。
父なる神様が、私のために何もしてくださらないように感じられる時でも、父なる神様は確実に私を愛し、私の心の思いにまで、最大限の関心を持って見守っていてくださる御方でした。
父なる神様が生きておられること、父なる神様との交わりが許されていることは、何という幸いでしょうか。私がそのことをいつも覚えて、感謝することができますように。
私たちの見たこと、聞いたことを、あなたがたにも伝えるのは、あなたがたも私たちと交わりを持つようになるためです。私たちの交わりとは、御父および御子イエス・キリストとの交わりです。Ⅰヨハネ1:3