いのちのいずみ

クリスチャン・ブログ

弱さを愛してくださる神

 もしあなたが苦難の日に気落ちしたら、あなたの力は弱い。箴言24:10

 負けず嫌いの私は、自分のことを弱い人間だと思ったことはありませんでした。そんな私に、主は数々の困難を与え、自分の弱さに気づくことができるようにと訓練し続けてくださいました。

 冷静に考えてみれば、長所は裏返せば短所でした。

 もし「仕事が速い」とすれば、冷静さに欠けていたり、待つことが苦手だったりするわけです。

 しかし、主は、「わたしの恵みは、あなたに十分である。というのは、わたしの力は、弱さのうちに完全に現われるからである。」と言われたのです。Ⅱコリント12: 9

 全能の神の力は、私の「弱さのうちに」働くのでした。私が強いとき、私が自分自身で完全であろうと努力し続けるとき、神が働く余地はありません。

 神は私が失敗することを許されます。そして、失敗することで、自分の弱さを知るように導かれます。

 自分の弱さを教えられるたびに、私は自分自身にがっかりさせられます。

 けれども、神は、私の弱さをすべてご存知の上で、不完全な私を愛してくださっていました。

 「人の愛」は、多くの場合、相手の長所と見えるところを愛するものです。しかし、それが失われたとき、或いは、長所と感じられなくなったとき、「人の愛」は冷えていきます。

 花を愛する人は多くいますが、その花が朽ち、枯れてしまえば、惜しげもなく捨て去るのです。

 しかし、「神の愛」は、むしろ短所と思われる「弱さ」を愛してくださるものでした。それは何という大きな愛であり、まったき安心感を与えてくださるものでしょうか。

 そして神は、弱さのゆえに私にできないすべてのことを、イエス・キリストの御力によって成し遂げさせてくださいます。

 ですから、私は、キリストの力が私をおおうために、むしろ大いに喜んで私の弱さを誇りましょう。Ⅱコリント12: 9

 

 いのちのいずみ ホームページ トップへ